今回は、ビジュアルメッセージについて話をします。
以前私は、女性向け商品の販促物の添削依頼を受けました。
驚いたことに、販促物のすべてが文章だけで作られており、商品写真などのビジュアルメッセージはありませんでした。
文章だけの販促物がいけないというわけではありません。
ただ、対象顧客や商品によっては、写真やイラストを積極的に利用したほうが良い場合があります。

今回の例のように、対象客が女性の場合は特にそうです。
女性は男性と比べて、文章を読みません。
文章が並んでいるだけで、読む気が失せてしまい、読まなくなります。
そうなると、元も子もありません。

また、販売する商品類によっても、表現は異なります。
たとえば、装飾関連商品のように、ビジュアルが商品価値に直結しているものは、ビジュアルメッセージが必要になります。
こういった商品の場合、文章だけでアピールするのは無理があるからです。
写真やイラストで商品の魅力を伝え、文章で使用感を訴えるほうがいいでしょう。
そうすることで、魅力が伝わる読みやすい販促物を作ることができます。

対象顧客、そして商品類によって、ビジュアルメッセージの重要性は変わってくるのです。
自社の販促物は、対象顧客と商品類に合ったものなのか、一度見直してみてはいかがでしょうか。